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通勤時間の理想は16分? 通勤時間が短くなると幸福度が上がるという現実

通勤時間の理想は16分? 通勤時間が短くなると幸福度が上がるという現実

東京の通勤時間は平均すると片道で約1時間となっています。

この通勤時間は短くなれば、幸福度が上がり、仕事の能力向上にもよいという研究結果があります。

通勤時間の理想は30分未満

通勤時間に関するアンケートは数多く行なわれています。

回答に共通しているのは、通勤時間の理想は30分未満だということです。

それに対して、東京の通勤時間は平均して約1時間となっています。

平均で1時間ということは、おおざっぱにいって通勤している半分の人は1時間を上回る通勤時間になります。

毎日通勤時間に往復で2時間以上も望まず割いている現実があります。

通勤時間の理想との差は1日あたり1時間にもなります。

通勤時間を計算したら毎年25日分の給料を捨てている現実

年間の労働日数を200日とすれば、200時間以上も理想とかけ離れた時間を浪費していることになります。

一日8時間労働とすれば、200時間はなんと25日分にもなります。

1年で1カ月分以上の労働時間に相当する時間を通勤で浪費しているのです。

この時間をもし労働に使えその対価として給料を得られていたとしたら、今よりもひと月分多くもらえている勘定になります。

40年間働くとすれば、なんと1000日分にもなります。

5年分の労働時間に相当する貴重な時間を理想より多い通勤時間に使ってしまうのです。

通勤時間を短くしたら幸福度が上がる

通勤時間を理想とする30分未満に出来れば、毎日1時間の余裕時間が生まれることになります。

年間では200時間以上になります。

これを余暇に使ってもよいですし、別の仕事や社会貢献活動に使ってもよいでしょう。

毎日1時間通勤時間が減ることは時間だけでなく肉体的疲労や精神的疲労も減少します。

理想の通勤時間に出来れば幸福度が上がるというのは、素人目にもわかりやすい結果です。

米国や英国の研究結果でも実際にそう出ていますし、北欧など幸福度が高い国は総じて国際平均よりも短い通勤時間の国々であることからも頷けます。

通勤時間ゼロがもっとも幸福ではない

通勤時間が短くなれば幸福度が上がるのであれば、家で仕事するのが最適かといえばそうではないようです。

自宅で仕事をするということは、プライベートと仕事を完全に切り替えることが困難です。

自分に甘かったり心が弱いと仕事をさぼったりして効率が落ちます。

家族が仕事の邪魔をする存在になることもあります。

家庭で働くということは、職場で働くのとは異なる自分に対する厳しさと自己管理が求められ、残念ながら通勤時間ゼロが最高の幸福が得られるわけではないのです。

通勤時間は、プライベートと仕事のモードを切り替えることに役立っている存在でもあります。

家のドアを出て仕事に向かう、職場から出て家に向かう行動や最中がスイッチの切り替えになっているんですね。

通勤時間を30分未満に出来ればアクティブ通勤も可能に

通勤時間を理想とする30分未満にすることができれば、自転車や徒歩によるアクティブ通勤が見えてきます。

通勤時間を健康面で良い効果が得られる時間に変えることが出来ます。