3時間弱で5千円 サクラ学生「ホント興味なかったわ」
中小企業を集めた就職フェアが、業者が報酬を出して集めたサクラ学生ばかりだった話。
中途半端な就職フェアに行くだけ無駄な理由がまた一つ見つかりました。
「サクラの学生」募り中小企業の説明会 都の公費事業で https://t.co/8HRlrOsQwH
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) October 18, 2019
就職フェアは、地方自治体など自治体が主催する形で行なわれることがあります。
人材難にあえぐ地元の中小企業のために行なわれます。
そういった就職フェアは自治体職員にどうやって開催すればよいか、どうやって広告、募集すればよいのかノウハウも時間もありません。
結果として、ノウハウを持つ人材サービスを手掛ける事業者に委託することになります。
中小企業喜ばせた学生は…報酬付きのサクラ埋めた説明会 https://t.co/swYrZ1uhV7
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) October 18, 2019
日頃から求人広告や情報誌の広告の営業をしている営業マンは、押しに弱い中小企業が得意中の得意です。
自治体のお膝元にある中小企業を集めたものの、当然ですが人材募集ノウハウも魅力がないから人材が集まっていない企業たちです。
そんな中小企業群の名前を就職フェアのパンフレットや広告に並べたところで求職者は来てくれません。
でも受注した人材サービス業者は、自治体と参加中小企業に賑わっている会場を見せなければいけません。
そして取った行動が、サクラ学生を報酬で集めて会場を埋める作戦だったというわけです。
大手の人材サービス業者が大きな会場で行なう就職フェアは、経費をしっかりかけています。
有名な経営者の講演があったり、就活に役立つ講座が用意されていたり、書類選考で落とされてしまうような本当に大手の企業がブースを出しています。
大手就職フェアは、サクラ学生を呼ばなくても求職者がやってきます。
地元の中小企業だけを集めた就職フェアに行くだけ無駄な理由がまた一つ出来てしまいました。