persuade you to stay in office 会社からの引き止めに対策する

引き止め対策

引き止め対策

働いている会社に退職を申し出ると引き止めにあうことがあります。

泣き落としから強引な手までさまざまに転職させまいと引き止め工作が行なわれます。

問題を起こさないようにきれいに退職するにはどうすればよいかまとめました。

会社があなたを引き止める理由

会社があなたを引き止める理由は大きく2つあります。

1つは求人には時間もお金もかかることです。

求人が列をなして待ち行列を形成している企業なんて一握りです。

大半の企業は、求人広告や転職サービス会社にお金を支払って求人の募集を行ないます。

これには一人100万円以上かかることがざらにあります。

会社にとってみれば払いたくない経費です。

時間と経費がかかるからあなたを引き止めるのです。

もう1つは上司の点数が下がるからです。

次々に部下が辞めるような上司は管理能力が欠如していると会社側に判断されます。

上司が自らの減点を避けるためにあなたを引き止めるのです。

人事部や役員から言われて引き止める上司もいるでしょう。

退職の引き止め理由に意味はない

あなたに退職を思いとどまってもらおうと上司がいろいろと留意するように言ってきます。

「逃げの転職じゃ何回転職しても同じだぞ」

「人間関係の悩みは転職しても無くならないぞ」

「この忙しい時期に辞めたら、同僚に迷惑がかかるだろう」

「もうちょっと頑張ってみたらどうだ。ここが踏ん張りどころだ」

「あなたが能力のある人だと思っていろいろ任せていたんだけど」

「報酬の問題か? だったら人事部に掛け合ってみるぞ」

上司だって転職の経験がある人がほとんどですし、辞めていった部下もたくさんみてきています。

そんな経験から出る真摯な真心もあるでしょう。

でも言葉の大半はただただあなたを引き止めることを目的とした言葉です。

意味はありません。

円満に退職することが肝心

退職するときに必ず守ってほしいことがあります。

それは円満に退職することです。

転職する際、志望した転職先の多くが過去の所属先に問い合わせます。

こういうことはお互いに行なっているので人事部同士、横のつながりが出来ていることもあります。

問題を起こして懲戒解雇になっている場合もありますから、過去の職場に対する調査確認は必要なことです。

円満な辞め方をしていなかった場合、あなたの悪口をたっぷり伝えられる可能性を覚悟してください。

円満に辞めることはとても大切なんです。

話し合いに応じたくない気持ちはわかりますが、聞く耳を持たない態度は良くありません。

権利や法律ばかりを主張するのは得策ではありません。

社会人ですから相手の話をよく聞き、自分の意思をはっきり表明することも大切なことです。

今の会社に対する恨みつらみを並べるのでなく、ポジティブに前向きな転職をする意思を伝えましょう。

会社側の事情、感謝や支障をきたす迷惑のお詫びの心や配慮を忘れないでください。

退職は口頭だけでなく書面で提出することを規定してある場合があります。

退職の何日前までに伝える必要があるか決まっていることが通常です。

就業規則や契約時の契約書に従って、手順通りに手続きを行ないましょう。

その場合、はっきりとした退職日を伝えます。

 

最後に厚生労働省の相談窓口の紹介です。

厚生労働省に「おしごとアドバイザー」というメールや電話で質問や相談を行なえる窓口があります。

【公式】おしごとアドバイザー

 

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