仕事の求人は、トレンドや景気に職種や求人数が左右されがちです。でも、保育と介護の専門性を身に着けておけば、将来にわたって食いっぱぐれる心配はないですね。その理由を説明します。
保育と介護は食いっぱぐれと無縁です
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保育と介護は、国と各自治体が2030年や2040年までの長期計画を作るような、これから先もずっと有り続ける分野です。
IT分野みたいに5年や10年で大きくトレンドが変わってしまうような職種には、そんな長期計画はありません。
科学技術分野は、常に時代の好景気や不況、新しい技術に翻弄されます。それに合わせて、新しい技術を勉強して身につけたりし続ける必要があります。
保育は、就学前児童のうち約50%以上のニーズがある分野です。
対象となる人口は約300万人以上もいます。
ただし、保育ニーズがあるのはおもに都市部です。50%ってのは全国でならした率であって、都市部は50%なんてものじゃないニーズがあります。
地方では親と同じ土地に暮らしている世帯が多くなり、親が子ども世帯に代わって面倒を見てくれるケースが今でも多くあります。
保育の人材は、40万人、50万人まだまだ足りないと言われています。
一方の介護は、高齢化社会になった日本で、将来65歳以上が人口の30%以上を占めるようになります。
介護の人材は、これから奪い合いになります。アジア全域でどんどん高齢化が進んでいくからです。高技能者や管理者は高給優遇され、日本国内だけでなく、アジア全域での活躍が可能な世の中がもうすぐそこまで来ています。
保育と介護は職場を一体化したり、資格を統一化しようという動きもあります。
保育や介護、ヘルパーに関わる職能を身につけておけば、将来にわたって食いっぱぐれる心配はないですね。
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保育や介護がどんどんホワイト化してきている
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保育や介護職が勤務時間が長かったり、労働環境が悪かったりするニュースや記事を見たことがあると思います。
平均年齢は若いし、労働単価の安い東南アジアの人材で補えばいいやってところが運営側にもあったと思います。
でも、先にも触れましたが、これからアジア全域で高齢化が進みます。あと10年、20年すると、アジアで高齢人口が爆発的に増えます。
そうなるともう東南アジアの人件費が安いなんてことはなくなります。言葉の習得で規制をかけるような日本になんて来ません。日本よりも中国、元々の母国で高給優遇されますから。
そういう将来事情をちゃんとわかっているところでは良い人材の奪い合い状態になっています。いかに就職、転職してもらえるか、ずっと定着してもらえるかを、運営会社はすごく気にかけています。
結果として、保育や介護の職場がどんどんホワイト化してきています。
保育と介護の給与は上がるしかない
保育と介護分野の給与上昇はまだこれからですが、上がることが確実視されている分野です。
日本国内の給与を上げないと東南アジア諸国のほうがより高給を提示して人材を奪っていく可能性があります。
ITや家電の分野の一部で、大卒初任給が月80万円という企業があるのをご存知ですか?
月額20万円か80万円かという提示なら、迷わず月80万円を選んでしまう人は多いですよね。同じことをして4倍も報酬が違ってくるんでから。
人材の確保が急務な先進分野は、世界で人材を奪い合っています。結果として給与がどんどん上がっています。
世界で人材の奪い合いが想定される保育と介護もそうなっていくしかありません。
よりよい職場環境と高給を提示できるところに良質な人材が集まるのは必然です。
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保育と介護の周辺職
保育と介護は周辺の職種もたくさんあります。
ドライバー不足はどんどん深刻になってきています。交通インフラと物流間でドライバーの奪い合いになっています。
保育や介護もドライバーが活躍できる分野です。高齢化率が上がれば、送迎や介護タクシーの需要がこの先まだまだ増えます。
医療分野もそうです。整形外科だらけになってきていることに気付いていますか?
どんどん増えている医院は、高齢者が定期的に検査やメンテナンス、リハビリする必要がある科ですね。
医療従事者、受付や会計、ヘルパーなど医療分野の人材需要も増加の一途です。
保育と介護の人も語学の勉強をしよう
高給を希望したり、世界で働く気があるなら、語学の勉強を忘れずに頑張ってください。
専門性のある語学力は急には身につきません。将来メジャーリーグに行きたいと言うわりに全然英語の勉強をしていない、行動が伴っていない”口だけ番長”みたいな人になりますよ。
高給優遇、世界で必要とされるのは良質な人材です。並みの人には並みの給与しかあげられませんね。それが評価、差別化です。
高給を希望したり、世界で働く気があるなら、語学の勉強をやり始めてください。
語学はどんな職業の分野でも他者と差別化できて、職を勝ち取る、高給につながる要因になりますね。勉強して損なしです。
語学を継続して勉強していることだけでも評価されます。ひとつのことをコツコツ継続できる力は素晴らしいです。